脱!マッサージ!!

こんばんわ

長年治療とメンテナンスにきてもらってる患者さんが、いまだに、冗談半分ですが『気休めをくれぇ!』と言われる事があります。
気休め=マッサージの事ですね。
マッサージしなくても来てくれますが(笑)

あまね整骨院ではマッサージは一切しなくなりました。
これは、僕がマッサージをすると疲れるからとかではなくて、
7年間マッサージ中心の治療をしてきましたが、治りにくいし治らないからです。

その時だけ気持ちよくて治らない。

マッサージは他所に任せて、ウチは治療をしていこうじゃないかと、思い切ってマッサージをやめて、治療効果の高い手技に変えました。
7年もマッサージしていたら、まぁまぁ上手にもなりました。
それ目的の人は当然のごとく来なくなりました。
それでも来てくれている方はホントに治療に来てくれているんやなと思っています。
僕も患者さんもマッサージから脱しましょう!!

僕の最初に働かせて頂いていた整骨院は「こんにちわ!!!!!!」と大声張り上げる居酒屋の様な整骨院でした。
元気でやる気のあるスタッフ募集みたいな感じでした。
マッサージをメインでやる。いや、マッサージしかしない整骨院でした。

僕は当時25歳!
「よろしく!お願いします!!」
ノリノリで面接当日から働きました!
右も左も分からない素人が初日から「先生!」と呼ばれるようになりました。
その当時の整骨院は無免許の先生が多かったのと、学校に行きながら働いてる人が多かったですね。

とにかく最初は掃除と練習の毎日でした。
親指が激痛の毎日でした。
ポケットに手を突っ込むのも怖いぐらいです。
親指が太く変形してしまいました。
友達の子供からは「親指のおっちゃん!」って言われてます!←マジ話です!

どこでも怖い先生はいるもので、当時34歳で金髪の先生が8店舗ぐらいの番頭としてまとめていました。
その番頭がよりによってウチの院にいました。
みんな怒られない日はないぐらい怒られました。
しかも患者さんの前でも激怒してました。
怒られてる先生もかわいそうですが、その先生に触ってもらっている患者さんはもっとかわいそうでした。
僕は怒らせると周りの空気、患者さんにも悪影響になると思って、怒らさないように気を配り動いて動いて動きまくりました。

同じ時期に入った新人2人はとっくに辞めてしまい。
10人ぐらいいたスタッフはあれよあれよと辞めていき
怖い番頭先生、優しいメガネ先生、40歳の海老蔵もどき先生、20歳ぐらいの老け顔柔道先生、と僕の5人になってしまいました。
しかも、40歳の海老蔵もどき先生は昼間学校に行っていて、夜に帰ってきます。
優しいメガネの先生は夜に学校に行きます。
常時4人体制でやってました。
今まで10人で100人以上の患者さんを診ていた訳ですが、4人で100人診る事になりました。
なかなか大変な日々でした。←今ではたいしたことない感じ
でも忙しく一生懸命働いていたので楽しいのは楽しかったです。

20歳ぐらいの老け顔柔道先生はそこそこ最低な人間で何か失敗すれば僕の責任にしたり、
僕の方が年上ですが、後輩なので、とてもえらそうにされました。
あげくのはてに受付さんと駆け落ちして、辞めていきました。
ただでさえスタッフが少ないのに3人になってしまいました。
とんでもないやつやなと思いました。

それでも常時3人で頑張って、これ以上スタッフ辞めたら終わりやと思ったのか、怖い番頭先生は怒らなくなってきました。
当時、働き出してまだ1年経ってなかった僕が次に辞めないか心配していたそうです。
この少ない状態で、誰が辞めれますかいな!って感じです!

しかし、事件は起きました。
怖い番頭先生が新人の受付さんに手を出してしまいました。
いたずらが過ぎますな!では済まされず、その受付さんはヤクザの女やったのです。
そこから、患者さんにおかしな人が来るわ番頭さん坊主にするわ!
なにも聞かされてなかった僕からすれば不思議な日々でした。
ついには、番頭さんが坊主頭を指さして「イカついやろ!俺は覚悟が出来た!」と僕に言ってきました。
その日以来、怖い坊主先生はいなくなりました。

おいおい!
さんざん怒って怒鳴り散らしてスタッフ辞めさせといて、あげくのはてに自分が何も言わずに居なくなる。
これまた、とんでもない人でした。

それからは、優しいメガネの先生が院長になり、無免許1年生の僕が副院長になりました。
これも、おいおい!って話ですが、さらに頑張りましたよ!
この話の続きはまた機会があれば書いてみます。

だいぶん話がそれちゃいましたが、マッサージはあまり身体に良くないと言う話がしたかったのです。

ある日、僕を信頼してくれて来ていた患者さんが痛みがひどくなってきたとの事。
でもマッサージしか出来ない。
揉めば多少は良くなると頑張ってやっていたわけです。
揉めばその時は血行も良くなるし痛みをもみ消す訳ですから、その時は良くなるわけです。
でも後々もっと痛くなるし、筋肉が以上に落ちやすくなる事がこの時分かりました。
とにかくマッサージしか出来ない僕は、ひたすら揉みました一生懸命さは伝わっていたので、
こんな僕のとこを頼って来てくれたんやと思います。

今思えば、その患者さんは変形性股関節症、腰椎椎間板ヘルニア、すべり症、レントゲンで腰椎がつぶれていたりと
マッサージで良くなるものではなかったのです。

マッサージはやり方によっては筋肉を逆に硬くしてしまいます。
1強ければ強いほどに身体が外部からの攻撃から身を守ろうとドンドン硬くなります。
こうなると、さらに強い刺激を求めて、もっともっと強くと悪循環になります。
感覚が鈍くなれば、そうとうヤバいです。
元に戻るのに時間がかかりますし、すぐ硬くなって、疲れやすくなるし、血行も悪くなるし、最悪の結果になります。

肩や腰を押して、気持ちいいとか痛気持ちいいとか感じない人は硬くなっている証拠なので
まずは揉まずに治療しましょう!
マッサージは健康な人がするものです!
痛みがあったり、筋力低下に方はやめておきましょうね。

昔の事を書いてると
この業界に入った頃のフレッシュな気持ちを思い出しました!
初心忘れべからず!
ですね!!!!!

脱!マッサージ!!

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